

種抜きデーツ(ナツメヤシの実) 乾物
Item
ナツメヤシの木に実る、ワインのような深い赤色をした果実デーツ。
ナツメヤシという名は、中国から西アジア原産の棗(なつめ)という植物に由来するとも言われています。
そう聞くと、たしかにデーツの姿は、棗の実に似ています。
およそ2cm程度の細い楕円形、ひとくちで食べるには少し大きいサイズ。
薄い皮に覆われた果実の中には、ふくよかな食感の果肉が詰まっています。
パッケージを開けると、ふわりと異国情緒あふれる甘い香り。艶やかな皮に歯を立てて噛みしめると、驚くほどの甘さが口の中いっぱいに広がります。この甘さは、砂糖などの甘味料を一切足していない、デーツそのままの自然な味。
デーツの採れる地域では、砂糖の代わりにデーツからつくったシロップを使っているほど、甘みをたっぷり含んだ贅沢なドライフルーツです。
デーツは、ドライフルーツのなかでは、まだまだ知る人ぞ知るという存在ですが、「一度知ると夢中になってしまう」ほどの満足感を与えてくれる美味しさがあります。
まるで「黒砂糖」のような濃厚な甘み。しかも、黒砂糖のツンとするようなとがった強さがないのがデーツの魅力。
ドライフルーツ特有の凝縮された酸味や味わいが苦手な私でも「もうひとつ」と手を伸ばしてしまう、親しみやすい美味しさです。
このデーツの甘みをしっかり堪能できるのは、しっとりとした食感あってこそ。干し柿にも例えられる優しい歯ざわりを楽しみたくなる、贅沢な柔らかさです。
そしてデーツは、ただ甘いだけではありません。
ウスターソースの材料から煮込み料理まで、幅広く用いられる食材。それだけに、料理を美味しく仕上げる上品なコクも持ち合わせています。
親しみやすい美味しさとともに、もうひとつ注目したいのは、紀元前にまでさかのぼるデーツの長い歴史。
デーツの原産地であるイランやエジプトを含む中東地域では、古い遺跡の壁画や文献の中にデーツの姿が数多く残されています。私たちも良く知る9世紀ごろに成立したとされる説話集『アラビアンナイト』にも、物語の鍵を握るアイテムとして、また商人の昼食などとしてデーツは登場しています。
砂漠の旅に欠かせない保存食や、小麦などの穀物に代わる主食として。ジャムやお酒、お菓子の材料などとして、さまざまに愛されてきたデーツ。それはデーツがエネルギー源となる炭水化物をはじめ、食物繊維やミネラルなどを含んでいる果実だからかもしれません。
食べたことがないという人にも、ぜひ一度味わってほしい、人を虜にするデーツの味わい。
食欲がない日の朝食や、小腹がすいたときのおやつとして、そのままパクっと口にするのも文句なしに美味しいのですが、個人的なおすすめは、素焼きのナッツとの組み合わせ。
しっとり甘いデーツと、カリッと香ばしいナッツを交互に食べると、いくらでも食べられてしまいそうな素朴な美味しさ。とくに赤ワインと一緒に楽しむのがお気に入りです。
※写真・イラストはイメージです。
栄養成分 (100g当たり) |
●エネルギー:290kcal ●たんぱく質:2.0g ●脂質:0.4g ●炭水化物:65.3g ●食塩相当量:0.1g |
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内容量 | 100g |
JANコード | 5900749020244 |
保存方法 | 直射日光、高温多湿を避けて常温で保存してください。 |
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